それでは、社員を代表いたしまして 歓迎の辞を述べさせていただきます。新入社員の皆さん、本日はご入社 誠におめでとうございます。
さて いきなりではありますが、先輩社員として少し厳しい事を申し上げたいと思います。 皆様は就職活動を通じて、すでに ここ数年来の未曾有の不況という厳しい状況を実際にご経験され、その中を戦い抜かれて 今日(きょう)我が社にご入社されたものと思います。 その意味では、心身ともに精鋭であろう皆さんが非常に大きく たくましく見え、心強いばかりです。
しかしながら、企業間のビジネス競争は、皆さんが経験された就職活動とは比較にならないほど より厳しい容赦ないものであるということをご理解していただきたい、いや明日からでもすぐにご理解いただけることと思います。その競争に勝ち続けるには、社員一人一人の、勝ち抜こうという「強い意志」と「向上心」が必要です。
我が昭和貿易の社員数は決して多くはありません。ですから新入社員といえどもいつまでも足でまといでは困ります。一日も早く一人前の戦力なって頂く事が必要です。今日・明日から早速 集合教育が始まり、また各所属部署において色々な仕事/役割が与えられます。このとき、どのような仕事・役割に対しても常に真剣勝負で取り組んでください。
どうでもいい仕事など何一つありません。どのような仕事を通じても会社に貢献 するという意識を持って取り組んでいただきたいと思います。
社会も会社も常に変化をしていきます。まずは皆さんがその変化に対応できる心構えと能力を身に付けて下さい。しかしそれだけでは物足りません。2,3年の内にはもう一歩進めて、自らが変化・変革の中心となる人材に育ってください。
皆さんの若い感性や行動力で、大いに我々先輩社員を刺激して下さい。
共に会社を 更に繁栄させて行きましょう。現状に甘んじる事なく常に前のめりで突き進む人を私達は応援します。
我が社は今年で創業から134年目を迎えます。幾多の先輩方が様々な困難・苦難を乗り越えて今日の繁栄があり、私たちがいます。 皆様も今日から それを引継ぐ者の一人となります。そして我が社の未来を担う者でもあります。
是非とも昭和マン・昭和ウーマンとして100年を越える歴史を背負い、また誇りを胸に抱き、共に我が社の未来を築いて参りましょう。 |